弓倉医院

板橋区南常盤台の内科,循環器科,小児科 弓倉医院

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加齢に伴う慢性疾患

加齢に伴う慢性疾患

団塊の世代の方々がすべて65歳以上になる2015年という時代を目前にして、これからより一層必要とされる医療について考えてみましょう。先日の日本内科学会学術集会でも取り上げられていましたが、かつて結核を代表とした感染症対策が大切だった時代は、抗生物質や抗菌薬の登場によって、大きく変わりました。もちろん、日本人の死因の第三位に肺炎が入ってきたように、今も感染症は大切ですが、これも高齢者による肺炎や誤嚥性肺炎が増えてきたためと推察されます。
これからは高齢者が増えるに伴い、加齢に伴う慢性疾患(Non-Communicable Diseases)が課題になってきます。
先日の内科学会で指摘されていたものとして、以下に大きく6つの分野を示します。

(1)がん、(2)糖尿病や高血圧などによっておきる心・血管系疾患(心筋梗塞や不整脈、脳卒中など)、(3)認知症その他の脳神経の変性疾患、(4)閉塞性肺疾患、(5)骨・関節疾患、そして(6)感覚器(眼・耳)疾患です。

がんは言うまでもなく、高齢化により増えてきます。心筋梗塞や脳卒中も高齢者の方が発症数が多くなります。心房細動のような不整脈も、60歳頃から増えることが判っています。認知症も高齢化に伴い一定の確率で有病率が増えてきます。喫煙者に発症しやすい肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患は、在宅酸素療法などが必要になることも多く、今の世代に対する禁煙教育は大切です。骨・関節疾患はロコモティブ・シンドロームと呼ばれるように、身体的な活動機能に大きな影響を与えます。高齢になれば白内障や聴力障害が増えてきます。つまり、これらの加齢に伴う慢性疾患対策が一層必要になるということです。これらから、医師不足や医師の偏在対策として、医師の専門性の在り方やプライマリケアの重要性、普段からの健康管理の重要性などが浮き彫りになってきます。
しかも、これらの疾患は遺伝素因と環境因子の相互作用が働くことが多く、公衆衛生的な対応・対策も必要になるでしょう。時代は待ってくれません。
わたしたち医師も、患者さんたちも、そしてまだ病気にならない方々も、これらの6大疾患分野に対し、健康管理を含め、普段から気をつけたいものです。

2014-04-16 12:41:20

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